歴史の面影を残す街で醸す『美作ビアワークス』|岡山県真庭市
『美作ビアワークス』は2018年開業のマイクロブルワリー。美作勝山藩の城下町として栄え、現在でも当時の雰囲気を残す岡山県真庭市勝山にあります。最寄駅は兵庫県姫路市と岡山県新見市を結ぶ姫新線のJR中国勝山駅。駅から西に10分ほど歩くとブルワリーに到着します。
ブルワリーは10年ぐらい使用されていなかった真庭市学校給食調理場を再利用したもの。学校給食調理場のため給水施設、排水施設がしっかりしていること、初期費用が抑えられることがブルワリーにする決め手となったようです。
学校給食調理場内でビールを飲むという体験はとても新鮮でした。すべてが手作りといった趣で親しみが湧く空間です。
「セッションIPA(400円)」
Mimasaka Beer Worksの定番ビールの1つ。さわやかな柑橘系の香りとしっかりした苦味でクラフトビールらしさを感じさせつつも、軽やかでキレがあり、ドリンカブルな一杯。
「ハンザキエール」
ハンザキとはこの地方で「大山椒魚(おおさんしょううお)」のこと。同じ真庭市の湯原温泉で毎年夏に行われる「はんざき祭」に合わせて発売される限定ビールです。ビールの量が少なかったので残りをご厚意でいただきました。山椒が香るスパイシーなペールエール。湯原温泉の川魚の塩焼きとの相性が良さそうです。
「ギャラクシーIPA」(400円)
フルーティーな香りと強烈な苦味が特徴のオーストラリア産ホップ「ギャラクシー」を使用したIPA。たっぷりとギャラクシーホップを使用したのであろうと思われる苦味が印象的でした。
「SAKEKASU SPECIAL」(400円)
勝山の酒蔵辻本店の酒粕を使用したベルジャンストロングエール。熟れたバナナのようなフェノール香、酒粕の甘みのある味わい、飲みごたえのあるボディ。ゆっくりと時間をかけて味わいたいビール。
この日はこの4杯で終了。勝山の山々に囲まれた環境で作られるビールはどれも絶品。ブルワーさんとも色々とお話ができて、短い滞在時間ながらも楽しく過ごすことができました。公共の交通機関ではなかなか行きにくい場所ではありますが、たまには目的地をじっくり見据えて、ゆっくりと移動してみるのもよいものだと感じた美作ビアワークスへのビアライゼでした。
ブルワリー名 | 美作ビアワークス |
営業時間 | 14:00~18:00 定休日 月火日 |
住所 | 岡山県真庭市江川817-1 |