『ガハハビール』。団地の中の居心地のいいブルーパブ|東陽町

団地で作るクラフトビール。一瞬耳を疑うような組み合わせの『ガハハビール』。東京都江東区南砂住宅内でクラフトビールを作っています。最寄り駅東西線東陽町駅。駅から徒歩5分ほどです。このブログには2回目の登場。
今回訪問したのは2月の祝日の昼下がり。天気もよく、ビールがぴったりなシチュエーション。店内のラジオが心地よい空間をさらに演出していました。
クラフトビールは11種類。その他にもサッポロ赤星や日本酒、焼酎など居酒屋には欠かせないお酒が揃えられています。


おつまみはおじさん心をくすぐる居酒屋メニューが中心。どれも魅力的で迷ってしまいます。

まずは1杯目。「馬場のブロンド」から。

ホップの香りが爽やかなブロンドエール。ホップの苦み、モルトの旨味、酵母由来の酸味のバランスがよくて美味しい。1杯目にちょうどいい。
おつまみは定番メニューから「琉球刺し」を注文。琉球刺しとは大分の郷土料理で刺身をゴマダレであえて卵黄と絡めながら食べる料理だそうです。見るからに日本酒、焼酎に合いそう。

2杯目は「マーシーIPA」。

ビアスタイルはセッションIPA。1杯目の馬場のブロンドに比べ、より華やかなホップの香りが印象的です。セッションIPAなのでアルコール度数を抑えられており、軽めでスルスルいけます。
3杯目は「ダンチエール」。

ここでしかつけられないネーミング。ビアスタイルはESB(Extra Special Bitter)というイギリス発祥のスタイル。アメリカンクラフトビールに比べて、穏やかなホップの香りとモルトのコクが特徴的です。このダンチエールも例外にもれず、2杯目のセッションIPAより香りは穏やかで味がしっかりしています。
おすすめメニューの「芽キャベツの素揚げ」を追加。注文してから1〜2分で出てきました。小さいながらもキャベツの甘味がしっかりしており、塩をつけていただきました。

4杯目は「シャルウィートエール」。

ウィートエールは小麦を使用したエールです。ホップの香りが華やかで、シャンパンのように炭酸ガスが強く、ドライな印象でした。お口直しによいかもしれません。
5杯目は「酔いの運び屋」。

ビアスタイルはポーター。ポーターもイギリス発祥のビアスタイルでコク深い黒ビールです。ポーターは「荷運び人」という意味なので、このビールもそれにあやかってネーミングされたのだと思います。
6杯目は「ネルソンホリック」。ラージサイズで。

ビアスタイルはIPA。名前からしてネルソンソーヴィンというニュージーランドのホップを大量に使用されていると思われます。ネルソンソーヴィンは白ワインを思わせる上品な香りが特徴。このビールもこころなしか上品さを感じられました。
定番メニューから「アボカドのわさび漬け」。わさびはさほど強くなく、箸で崩しながらちびちびいけます。これも日本酒かなぁ。

そして、「豚バラとガリのマヨペッパー炒め」。ガリってのが珍しい。クラフトビールを飲みながら、こういった料理をつまむのは新鮮で楽しかった。

最後に締めのビールとして「ミントチョコミント」。

ビアスタイルは何になるかわかりません。名前にチョコが入っているので、てっきり黒ビールを想像してましたが予想を裏切られました。味わいもミントは強いけど、チョコはほとんど感じられず。独特ですが大きくはみ出しているわけでないので、意外と慣れてクセになってきます。
以上でこの日のビールは終了。スモールサイズ6杯とラージサイズ1杯。頼んだ料理は4品。1人で結構飲んで食べました。メニューが魅力的だからそうなってしまうんでしょうね。帰る頃にはすっかりあたりは暗くなっていました。

このガハハビールは10年20年続いたあとはどのようになっているのでしょう。常連で埋まった町中華のような渋さを醸しつつも自家醸造のビールが飲めるというナチュラル”ネオ大衆酒場”のような様相になっているのかもしれません。そんなことを考えならが帰路につきました。
料理も美味しいし、ビールも当然美味しいので東陽町に来た際はぜひ寄ってみてください。
Cheers!
店名 | ガハハビール |
営業時間 | 11:00~22:00 |
定休日 | 月曜日 |