THE FARMHOUSE | 長野県下高井郡山ノ内町

「THE FARMHOUSE」は志賀高原ビールのビアレストランで長野県の上林温泉にあります。最寄り駅はJR長野駅から出発している長野鉄道の終点「湯田中駅」です。The FARMHOUSEへの訪問は今回で5回目ですが、夜に来るのは初めて。ライトアップされた紅葉と洋風建築がとてもきれいでした。
相変わらず素敵なラインナップと価格設定。しかし、全制覇は難しいところ。

まずはホップ違いの「DPA」2種から。「DPA」は飲みやすくバランスがいいので志賀高原ビールの中でも好きなビールの1つ。この2種類は「Vista」と「Triumph」というホップを使用しているようです。「Vista」のほうは通常版のDPAと同じような香りですが、スイカのようなフレーバーを感じました。通常版より若干苦味が強いかも。「Triumph」のほうはやや青っぽい香りで「Vista」よりもドライな印象。

次は「Fresh hop Pils」。志賀高原ビールはエールを中心にビールを醸造しているのでラガーは珍しいですね。昨年ぐらいからヘレスをたまに作っているようですが、ピルスナーは初めて飲みました。フレッシュホップを使用しているので青々しいハーブの香りが特徴的。炭酸ガスは日本の大手ピルスナーより弱め。派手さはないがコクがありバランスのよい良ピルスナー。

フードは「サラミと焼きチーズのサルサソースサラダハーフサイズ」「黒あわび茸とトマトのガーリックコンフィ」「茹で鞍掛豆」。地元の食材を使っているため、どれも新鮮で美味しかったです。



続いて「Fresh hop IPA」と「IPA Harvest Brew」。「Fresh hop IPA」は香りはあまりせず、みかんのようなフレーバーと酸味が特徴的でした。IPAなので苦味はしっかりありました。「IPA Harvest Brew」は柑橘系フルーツのジューシーな香りと少し甘みのある味わい。アメリカンウエストコーストIPAの華やかさとイングリッシュIPAの味わいを組み合わせたような感じでした。通常版よりも香りが強いように思えました。

5杯目は「House IPA」のリアルエール。こちらも柑橘系フルーツのジューシーな香り。リアルエールなので炭酸ガスがなく、温度も高めであるため、より香りと味わいが引き立ちます。飲みやすいけど、アルコール度数は7.5%なので飲み過ぎ注意。寒い夜に暖かい店内でこうゆうビールを飲むと落ち着くきます。店内にかかっていたエリック・クラプトンの「unplugged」もいい仕事していました。

続いて「Imperial Coffee Porter」と「UFO」。アルコール度数8%と9%の危険なビールです。「Imperial Coffee Porter」はコーヒー豆を使っているので濃厚なコーヒーの味が特徴的。泡はきめ細かいが、炭酸ガスは思ったよりある。秋の夜長にゆっくりと飲むビール。バニラアイスとの相性は言うまでもなく最高。
「UFO」は問題作ですね。乳糖、ブルーベリー、ラズベリーを使っているので甘くて酸っぱいフルボティのインペリアルスタウトです。甘さの中に酸っぱさがあり、夢心地にしてくれます。ドラフトははじめて飲みました。最高の気分。

最後に「Ride a white swan」で締めることに。新潟のスワンレイクビール25周年記念のコラボビール「2t IPA」をベースに作られたビールのようだ。アルコール度数8.5%のフルボディなヘイジーIPA。ホップ由来の柑橘系の香りと酵母由来のヨーグルトのような香りが混ざりあっており、味も濃くフルボディなビール。野菜や魚でなく肉料理が合いそう。

この日は結局13種類中8種類を飲みました。雰囲気のいい店内で美味しい志賀高原ビールを飲むことは最高です。年に2回ぐらい来たいです。